さて、みなさんが語学を学ぶ理由はなんでしょうか?
資格取得のため、海外の大学に留学するため、ビジネスで英語を使って活躍するため、
海外旅行を楽しむため、外国の異性と付き合うため・・・etc.
人によって語学を学ぶ理由は人それぞれだと思います。
ちなみに僕が語学を勉強する理由は「人生を豊かにするため」
なんだか抽象的な表現になってしまいましたが 笑
今回は僕が考える語学を勉強する意義について語っていきたいと思います。
世界中の人とコミュニケーションが取れる
日本の人口はおおよそ1億2千万人で日本語は日本でしか基本使われていません。(海外の日本好きな方で日本語を流暢に操る人もいますが)
言うまでもないですが、日本語のみを話すとなるとこ1億2千万人としかコミュニーケーションが取れません。
世界の人口約73億人のうち、英語を話す人口は約15億人もいると言われています。
中国語も中国だけでなく、台湾やシンガポール、東南アジアの中華系の人も使用する言語なので中国語話者人口は約13億7千万人いると言われています。
僕が勉強しているのは「英語」と「中国語」ですのでこの2言語を例に挙げましたが、言語を学ぶということは、その大勢の人たちとコミュニケーションできるということなんです。
ビジネスをするにも、友達を作るにしろ自分の可能性が単純に広がると僕は思っています。
触れることのできる情報量が激増する
本を読むでもネットで調べ物をするでも言えることですが、日本語で何かを調べることにプラスして他の言語でも情報を得ることができます。
特に世界の最新の情報はまず英語でアップデートされることが多く、我々が日本語で訳されたその情報をネットなどで目にするころには、すでにその情報は最新ではない。なんてこともあります。
また、世界の共通語である英語を例に取ると、英語での情報量は膨大にあります。「ネット情報の約60%が英語で書かれている」とまで言われているほどです。もちろん、それだけ情報量が多いと情報の質としては玉石混合ですが。
日本語以外の情報にも触れることができるということは一般の日本人よりも膨大な情報に触れることができるということです。情報化社会と言われる世の中ですが、膨大な情報にアクセスできることは何よりもアドバンテージとなるのではないでしょうか。
語学の学習というとどうしても「会話」に意識が向きがちとなりますが、「読む」ことだけにフォーカスしていろんな情報に触れること、読書を楽しむこと。それらも立派な語学を学ぶ意味となるのではないでしょうか。
その国の文化に触れることができる
語学を学ぶことで異文化に触れることができると思います。
これは語学を学ぶことで外国人とのコミュニケーションを通じて異文化を学ぶことができる。というのは言うまでもないことだと思います。
僕も実際、仕事で外国人と何気ない会話をしている時などに相手の国の文化について学べた時もありますし、海外旅行に行った時なんかはTinderを使って現地の女の子と会ったりしていたので会話を通してその国の文化についてほんの一部ですが学ぶことができました。
また、外国語には当然ですが日本語にはない表現がたくさんあります。逆に日本語にしかない表現もあります。例えば、「もったいない」という表現は日本語にしかない表現のようです。長い年月をかけて日本人にしか共感できない感情がこうして言葉となっていることを考えるとやはり言葉は文化だなぁと感じますね!
それと個人的に感じるのは外国人との会話でたまに生まれる違和感。日本人と話しているときは笑いや共感が生まれるところなのに、なぜかそのような感情が相手から出てこない。この違和感もきっと文化の違いが関係していると思っています。
文化を理解することは多様な考え方や多様な視点を育むことができると思います。
色々な文化や考え方に触れて柔軟な思考を手に入れたいですね!
自分でなんとかする力が磨かれる
言語学習は自主学習なしでは語ることができませんし身につきません。
自分が主体的となって勉強方法を模索し自分で自分自身をアップデートしていく他ありません。(生まれつき日本語以外が飛び交う環境にいた方は別ですが)
また、今の自分にはどういう表現、語彙が必要かなども自分で考えていくこととなります。
そうして身につけた言語を使って次に何をするか等、自分自身で考えていくことになります。例えば、語学力を生かしてより待遇の良い職を求める、外国のローカルな雰囲気に触れるため旅行の際は、現地人に話を聞くべきか、日本語サイトにはそういった情報はないであろうから現地の言葉で書かれた、英語で書かれたサイトを覗いて情報収集する…etc。
言語を学ぼうと思ったそもそもの動機ももっと主体的なものであるはずです。
僕は海外に中学生の頃に住んだ経験があり、当時は特に何も感じていませんでしたが後に、あの頃の経験が自分の世界観を広げてくれたように感じました。
その後、旅行で海外にも頻繁にいくように言語学習にも力を入れ、現地人とも交流できる程度にはなりました。その後、より海外を意識した働き方をしてみたいと思い、前職は輸入商社に勤めていましたが現在は海外への自社製品の売り込みに力を入れる日系メーカーの海外営業職として勤めています。
まだまだ勉強が必要ですが、大学時代TOEIC300点代からスタートし最初は中学英語も怪しかったのですが、今は一応海外営業として企業に採用されるまでにはなれました。
まだまだ人に偉そうなことを言える身分ではないのですが、一つ言えることは、自分自身で考えなんとかするように行動することで新しい未来が開け、人生はもっと豊かにできるのではないかと考えています。
脳を活性化させることができる
バイリンガルとかトリリンガルのような人たちってなんだかすごく頭脳明晰なイメージがありますよね!もしかしたらそれは言語の学習を通して脳が鍛えられた賜物なのかもしれません。
少なくとも20世紀までは他言語話者は頭脳明晰で憧れの対象で〜。といった存在ではなかったようです。マルチリンガルであることで脳の言語回路に混乱が生じ、知性の発達に悪影響があると思われていたようです。複数言語話すことで母国語のある単語がたまに口からすんなり出てこなかったりといった現象がマルチリンガルの人にはあると思いますが、それが影響しているのではないでしょうか。
閑話休題、外国語の学習は脳を鍛え脳の認識能力を鍛える効果があるようです。
マルチリンガルはモノリンガルと比べてマルチタスクの遂行能力が高い傾向にあるようです。マルチタスクとは複数の作業を同時並行でこなすこと。この能力が高いということは普段の仕事にも応用ができてテキパキと仕事を進めることができそうですね。
また、外国語を学ぶことは脳全体を鍛えることにつながります。外国語を学ぶ人はそうでない人よりも脳の海馬や大脳皮質が発達しているようです。そのため、思考力や記憶力も発達しているようです。
海馬は記憶を司る部位です。言語の学習は覚えて⇄思い出しての繰り返しなのでこの部位が発達しやすいんでしょうね!
言語の学習は外国語のマスターにつながるだけでなく、仕事や日常生活にも行かせることのできる能力UPが見込めるのでやらない手はないですね!